私の好きな曲

後悔さえ美しい…美空ひばり「あれから」

hosokawa

命の相談を始めて、丸5年が経ちました。
ご相談者の数は、500人を越えました。

その相談者の全員が「うつ」=気分が落ち込んでいる状態にあります。



みなさんは読書されますか?

よかったら、大正時代や昭和初期の小説なんかをペラペラめくってください。
いやあ、なんというか、ほぼ全員暗いですよ(笑)
ほとんどの作家が「うつ」といってもいいでしょう。

過去、私たち日本人は、そんなうつの小説に共感し、また、美しさを感じ、楽しんでいたのです。

そう・・・落ち込むことを「人生」と受け入れて、その切なさややるせなさを小説や詩や歌い文句に求め、味わっておりました。落ち込むことは、人の美徳であり、そこにふくよかな人生の奥行きを感じていたのです。

完治しない傷跡を撫でながら、愛を信じて生き抜く様に心惚れて、人は愛し合ったものです。



しかしながら、今の時代は、落ち込むことを許しません。
すぐに励まされ、すぐに立ち直りを求められ、病気だと後ろ指をさされ、急かされて・・・24時間365日元気いっぱいを強要されています。



この冬の時期、植物はしおれて、枯れています。
そこに美しさを見いだしてほしいと思うのです。

しおれているあなたは美しいのです。

まあ、そんな決めつけもしんどいですよね(笑)

ひろのぶ先生

ABOUT ME
ひろのぶ先生
ひろのぶ先生
長い間、実家である平戸教会から離れ、福岡の中心街で広告代理店を経営し順調に業績をあげていたが、数年後あっという間に倒産に追い込まれる。燃え尽き症候群、社会不安性障害に苦しみ、死んだように生きていた。 そんな中、恩師によって助けられ、生きづらさの根底にあった幼少期から受けてきた家庭内暴力に向き合う中で一筋の光を見出す。 自分が命を助けられたお取次によって、人を助けたいと神様に願う日々を送っている。 現在、「死にたい」と泣いている方のお話を、日々聴かせていただいております。
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