ポエム

Q.同じことを何度も話していいのですか?

hosokawa

同じことを何度も話していいのですか?

もちろん。何度でも話してください。

繰り返しの力 – 心に響く、大切なこと

「また同じことを言ってる」——あなたも、そう言われた経験はありませんか?

私は、何度もそう言われてきました。会話の中で、つい同じ話題を繰り返してしまうからです。友人は微笑みながら「もう聞いたよ」と言い、家族は優しく目を細めて「それ、昨日も話したでしょ」とつぶやきます。

しかし、少し立ち止まって考えてみましょう。私たちはなぜ、同じ言葉を繰り返してしまうのでしょうか?

繰り返しが紡ぐ、心の真実

繰り返す理由は、シンプルでありながら、奥深いものです。

何度も語るほどに、それは私たちの心に深く刻まれた、大切なことなのです。

私たちが言葉を繰り返すとき、それは魂の奥底から湧き上がる、「これは重要だから、確かに届けたい」という切なる願いの表れです。心を揺さぶらないことは、一度の言葉で十分に過ぎ去ってしまうでしょう。

言葉を重ねる、届かぬ想い

想いがうまく伝わらないとき、私たちは言葉を重ねます。「もっと深く理解してほしい」「この感覚を共有したい」という切なる願いが、同じ言葉を幾重にも重ねさせるのです。

現代の会話では、このような繰り返しは「冗長な表現」と捉えられがちです。速さと簡潔さが重視される社会では、一度で伝わる明瞭さが美徳とされるからです。

しかし、繰り返される言葉の奥には、まるで深い海のような、計り知れない意味が広がっているのです。

繰り返しは、愛の波動

恩師の言葉が、静かな波のように私の心に響きます。

「繰り返しは、大切なことを伝えようとする証なのです」

この言葉に触れるとき、繰り返しは決して無駄なものではないと気づかされます。それは、相手を思いやり、確かに届けたいという、愛の波動なのです。

子どもに「気をつけてね」と何度も優しく語りかける親の心。愛する人に「大好きだよ」と季節ごとに伝える恋人の想い。それらと同じリズムが、そこには確かに刻まれているのです。

繰り返しが奏でる、心のハーモニー

心の科学においても、繰り返しは美しい効果をもたらします。

  • 繰り返しによって記憶の種が育まれ、記憶の花が開く
  • 同じ言葉でも、聴くたびに新たな気づきが生まれ、理解という川が深まる
  • 一貫したメッセージは、心と心を結ぶ信頼という橋を築く

明日への、小さな一歩

「また同じことを言ってる」と指摘されたとき、こう考えてみてください。

「そう、これは私の心の中で輝いている、大切なことだから、何度も語りたくなるんだ」

そして、誰かが同じ話を繰り返すときは、その言葉の奥にある想いの波に、じっくりと耳を傾けてみてください。それは単なる繰り返しではなく、その人の心を豊かに満たす、大切な宝物なのかもしれません。

大切なことは、何度でも。繰り返しは、私たちの真心が奏でる、美しいハーモニーなのです。

ABOUT ME
ひろのぶ先生
ひろのぶ先生
長い間、実家である平戸教会から離れ、福岡の中心街で広告代理店を経営し順調に業績をあげていたが、数年後あっという間に倒産に追い込まれる。燃え尽き症候群、社会不安性障害に苦しみ、死んだように生きていた。 そんな中、恩師によって助けられ、生きづらさの根底にあった幼少期から受けてきた家庭内暴力に向き合う中で一筋の光を見出す。 自分が命を助けられたお取次によって、人を助けたいと神様に願う日々を送っている。 現在、「死にたい」と泣いている方のお話を、日々聴かせていただいております。
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