ポエム

不細工な気持ち

hosokawa

「消えたい」と深刻に悩んでいる方には
私に会いに来てほしいと伝えています。

消えたいとおっしゃる方は、孤独で苦しんでいます。
なぜ孤独かというと、大切な人に裏切られたから。
期待をし、裏切られた日々が、傷となり痛んでいるのです。

この傷を癒やすにはどうしたらいいのでしょうか。
「傷の痛み」をわかってもらうこと。それに尽きます。

こういう方もいらっしゃいます。
自分が傷つけられたように、私を傷つけようとされます。
自分が裏切られたように、私を裏切ろうとされます。

「この痛みをどうかわかってほしい」と泣きながら、私の胸にナイフを突き刺すのです。誰が好きこのんでこんなことをするのでしょう。不本意でしょう。でもそうでもしないと伝えられないし、伝わらないのです。私は胸を刺されながらも抱きしめる覚悟を立てています。

ひろのぶ先生
ひろのぶ先生

このような深い交流は、どうしても電話やLINEではできないのです。それができたらどれほど便利かなとも思いますし、どれほどの人が助かるか知れません。



私の動揺する瞳孔の動きが見えましたか?
それでもと覚悟を決めた口元の筋肉の動きが見えましたか?
すべてを許そうとする眼差しの柔らかい光は見えましたか?

私は不完全な人間です。情けないほどです。しかしその不完全さ故に生まれた「あなたのことをもっと知りたい」という気持ちは、不細工なのですが、そこを見てほしいと思っています。

私の弱さをどうか見に来てほしいのです。

ひろのぶ先生
お写真は境内にある山査子(サンザシ)です。花言葉は「希望」。

ABOUT ME
ひろのぶ先生
ひろのぶ先生
長い間、実家である平戸教会から離れ、福岡の中心街で広告代理店を経営し順調に業績をあげていたが、数年後あっという間に倒産に追い込まれる。燃え尽き症候群、社会不安性障害に苦しみ、死んだように生きていた。 そんな中、恩師によって助けられ、生きづらさの根底にあった幼少期から受けてきた家庭内暴力に向き合う中で一筋の光を見出す。 自分が命を助けられたお取次によって、人を助けたいと神様に願う日々を送っている。 現在、「死にたい」と泣いている方のお話を、日々聴かせていただいております。
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