ポエム

バス停を一つ前で降りてみたら

hosokawa

ふと、バス停を一つ前で降りてみました。
見慣れない風景に、なんだか心が躍る。

道の端に桑の木。
あ、テンションが上がる。

ビワの分厚い葉っぱとは、つい握手してしまう。
落ちた梅の、なんとも芳しい香り。
背の高いハルジオンより、さらに背の高いジャンボニンニクが「こんにちは」。

春。
あんなに道を彩っていた菜の花は、
もう種をつけて、新しい命を土に落としていました。

あぁ、天地の循環って、こういうことか。
そう思わずにはいられませんでした。

そしてふと思うのです。
「この循環に、自分もちゃんと繋がってるんだな」って。

そう。
そこのあなたも、この天地の流れの一部です。
天地の間に生き、天地の毛布に包まれている。

……なんて書いても、うまく伝わらないかもしれない。

この「当たり前のすごさ」に目が向きづらい、
そんな時代を私たちは歩いているのかもしれません。

ひろのぶ先生


ABOUT ME
ひろのぶ先生
ひろのぶ先生
長い間、実家である平戸教会から離れ、福岡の中心街で広告代理店を経営し順調に業績をあげていたが、数年後あっという間に倒産に追い込まれる。燃え尽き症候群、社会不安性障害に苦しみ、死んだように生きていた。 そんな中、恩師によって助けられ、生きづらさの根底にあった幼少期から受けてきた家庭内暴力に向き合う中で一筋の光を見出す。 自分が命を助けられたお取次によって、人を助けたいと神様に願う日々を送っている。 現在、「死にたい」と泣いている方のお話を、日々聴かせていただいております。
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