日常

お父さんは、幸せですか?

hosokawa

子どもが、「わーん」と泣くと、胸がしくしくと、辛くなるときがあります。

「辛くないですよ」なんてことは、ありません。
私のような、孤独を歩んできた人間ならなおさらです。
平気な方がおかしいですね。しっかりと辛いです。

私の心の奥底に眠っている何かが反応しているのを感じます。
その何かというものに対して、簡単にレッテルを貼ることはしません。

ただ味わいます。

辛いなという感情を味わいながら、私の命が生きている実感をえます。それがどうというわけではないのですが、私にはなくてはならない時間です。


子どもの泣き声は、いつも私の心の奥底をノックしてくれます。

「トントン、お父さん?」

泣き声は私に問いかけます。

わたしといて、楽しいですか?
演じていませんか?
無理していませんか?
私と向き合ってくれていますか?
今を一緒に生きてくれていますか?

「お父さんは、幸せですか?」
その言葉は反響し続けています。

何が君の幸せ?何をして喜ぶ?



ひろのぶ先生

ABOUT ME
ひろのぶ先生
ひろのぶ先生
長い間、実家である平戸教会から離れ、福岡の中心街で広告代理店を経営し順調に業績をあげていたが、数年後あっという間に倒産に追い込まれる。燃え尽き症候群、社会不安性障害に苦しみ、死んだように生きていた。 そんな中、恩師によって助けられ、生きづらさの根底にあった幼少期から受けてきた家庭内暴力に向き合う中で一筋の光を見出す。 自分が命を助けられたお取次によって、人を助けたいと神様に願う日々を送っている。 現在、「死にたい」と泣いている方のお話を、日々聴かせていただいております。
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