中瀬草原で、歩くお稽古
hosokawa
ひろのぶ先生の命の相談
子どもが、「わーん」と泣くと、胸がしくしくと、辛くなるときがあります。
「辛くないですよ」なんてことは、ありません。
私のような、孤独を歩んできた人間ならなおさらです。
平気な方がおかしいですね。しっかりと辛いです。
私の心の奥底に眠っている何かが反応しているのを感じます。
その何かというものに対して、簡単にレッテルを貼ることはしません。
ただ味わいます。
辛いなという感情を味わいながら、私の命が生きている実感をえます。それがどうというわけではないのですが、私にはなくてはならない時間です。
子どもの泣き声は、いつも私の心の奥底をノックしてくれます。
「トントン、お父さん?」
泣き声は私に問いかけます。
わたしといて、楽しいですか?
演じていませんか?
無理していませんか?
私と向き合ってくれていますか?
今を一緒に生きてくれていますか?
「お父さんは、幸せですか?」
その言葉は反響し続けています。
何が君の幸せ?何をして喜ぶ?
ひろのぶ先生