「家族の絆」三笘選手
hosokawa
ひろのぶ先生のいのちの相談
遠野なぎこさんの訃報に触れました。
ただただ、胸が痛みました。
かつて、著書「摂食障害。食べて、吐いて、死にたくて。」を読ませていただきました。あまりにも壮絶な描写に、現実味がなかったのが本音です。しかし、胸苦しくのなるのはなぜでしょう。そう、わからなくても、心が動いているのです。
「虐待されてる?だったら、逃げたらいいじゃん」
という感覚が、どれほど馬鹿げているか、思い知らされます。
虐待されているからこそ、愛を求め、そばにいるのです。
いや・・虐待こそが愛そのものだったのです。
「あの世でお母さんと幸せに」なんて言葉さえもただ薄っぺらく。
自分の物差しで、人の人生を推し量ろうとしても、それは詮無いことです。シャボン玉の表面のように、色が混じり合い、うねり、流れていくがごとく、つかみもうとすれば、割れてしまう儚いものかもしれません。
ただ、なぎこさんのこと、私は一生忘れないでしょう。
あるインタビューで摂食障害を抱えている人にメッセージをという問いに
「一人ではないってことです」と答えておられます。
ひろのぶ先生